タリロンド® 565H PRO は弊社製品の中でも極めて人気の高い測定機です。装置は真円度、円筒度や真直度他の測定が可能で、鋳鉄製測定機ベースと精密加工されたコラムに低摩擦性空気軸受スピンドルを搭載し安定性と精度を兼備えた設計がなされています。
ニーズに応じてコラム高さや芯出し・水平出しの手動/自動が選択可能です。タリロンド® 565H PROは国家標準・国際標準へトレーサブルな完全な測定・解析能力を備え、最良の経済性を誇る測定機だと言えます。
主な機能
- ゲージの自動キャリブレーション
- アーム追随モードによる自動センタリングおよびレベリング
- ± 0.015 µmの高精度エアベアリングスピンドル
- ゲージ分解能0.3 nm
- 300 mm、500 mm、1000 mmまたは1200 mm垂直方向真直度ユニット(コラム)
アプリケーション
- ボールネジ - ボールねじの接触点の全長に沿って測定を行います。
- カムシャフト - DXFまたはリフトデータとの比較が可能になります
- ベアリングレース面 - 真円度測定と高調波解析が可能です。
- クランクシャフト - 真円度、真直度、円筒度だけでなく、平行度、ねじれ、表面性状、および油穴のウォッシュアウトなどの3次元表面性状の解析も可能です。
- ローラーベアリング - これにより、粗さ、形状、真円度を制御できるだけでなく、傾斜、平行度、オフセットなどの工作機械に関連する部品の位置合わせ情報を提供できます。
- 流体動圧ベアリング - 真円度, トポグラフィー, 粗さ
Metrology 4.0 スマート·ソフトウェア
多様なアプリケーションに適応
最先端のテクノロジー
テーラーホブソンの最新ソフトウェアは、図面インポート機能とパーツ座標系を採用したことにより、測定物へのアクセスが容易になりました。
Metrology 4.0ソフトは「ヴァーチャル·ディスプレイ」機能やリアルタイム制御を通じて、シンプルで直感的なインターフェースを提供します。インターフェース上の図面や点を指定するだけで軸制御が可能な「スマートムーブ」機能により、正確な位置決めと測定が簡単に行えるようになりました。
SMART MoveおよびCADモデル
CADモデル関連のオンラインおよびオフラインプログラミングを可能にする強力なユーティリティです。機能には、衝突検出を可能にするスタイラスチップの「フライトパス」が含まれます。
Metrology 4.0のビジュアルディスプレイは、実際の機器を正確に再現しています。百聞は一見に如かず。計測は、既定のポイント間、または分析プロセスからフィードバックされたポイントから行われます。独自のフィードバック·プロセスを通して、精度と再現性の改善を達成できます。
センタリング&レベリング - 従来の半分以下の時間で完了
正確な位置情報取得と独自の3点支持方式の採用により、業界最速のセンタリング·レベリングを実現しました。
この機能は大量生産現場に最適です。
デスクトップ·パブリッシング
デスクトップ·パブリッシングの特長は複雑な解析を"かんたん"かつ自由度の高いレイアウトの作成が可能になり、説得力のあるレポートが作成できます。
- 測定結果を瞬時にレポート化
- 複数ページのレポート作成が可能
- 複数の文書を同一画面上に表示でき、結果を視覚的に比較可能
- 直感的操作で自在なデザインのレポート作成が可能
1つのソフトウェアプラットフォームで多様な測定に対応
- 真円度 - 高精度エアベアリング·スピンドルが世界最高峰の真円度測定精度を実現します
- 表面性状 - 高分解能検出器で、直線上·円周上の表面粗さを測定します
- 輪郭 - 特許技術である弊社独自の校正手法は、半径、角度、高さ、長さ、距離およびその他多くの測定を可能にします
- トポグラフィー - 円筒面を含む各面の3次元トポグラフィー(マッピング)自動測定が可能です
