タリロンド® 500 HS PRO シリーズは、その測定速度と位置制御、正確性において世界最先端の真円度測定機です。また競合中でももっとも低いノイズフロア性能を達成しています。こういった特長と独自の検出器技術により、一つの測定機で真円度はもちろん面粗さ、輪郭形状まで測定が可能です。
主な機能
- 複数部品の測定を一括段取りで完全に自動化し、優れた費用対効果でより大きなスループットに対応します
- 真空チャックによる小物・デリケートな部品の測定
- 優れた再現性の測定結果e
- Metrology 4.0生産インターフェースで部品履歴を完全に管理
- 国際標準に完全にトレーサブル
アプリケーション
タリロンド® 500 HS PRO シリーズはベアリング、レンズ金型、フュエル・インジェクタといった高い精度を要求される精密部品加工にとっては最適の測定機です。
- ベアリング - ハーモニクス解析、軸に対するチルト(傾き)や形状誤差、真円度
- 医療部品 - 真円度と形状、半径値解析
- フュエル・インジェクタ - 角度と寸法(距離)、表面仕上げ、真円度
- スマホ用レンズ部品 - 平行度、真円度
- レンズ金型 - 表面粗さ、平行度、円筒度
Metrology 4.0 スマート·ソフトウェア
多様なアプリケーションに適応
最先端のテクノロジー
テーラーホブソンの最新ソフトウェアは、図面インポート機能とパーツ座標系を採用したことにより、測定物へのアクセスが容易になりました。
Metrology 4.0ソフトは「ヴァーチャル·ディスプレイ」機能やリアルタイム制御を通じて、シンプルで直感的なインターフェースを提供します。インターフェース上の図面や点を指定するだけで軸制御が可能な「スマートムーブ」機能により、正確な位置決めと測定が簡単に行えるようになりました。
SMART MoveおよびCADモデル
CADモデル関連のオンラインおよびオフラインプログラミングを可能にする強力なユーティリティです。機能には、衝突検出を可能にするスタイラスチップの「フライトパス」が含まれます。
Metrology 4.0のビジュアルディスプレイは、実際の機器を正確に再現しています。百聞は一見に如かず。計測は、既定のポイント間、または分析プロセスからフィードバックされたポイントから行われます。独自のフィードバック·プロセスを通して、精度と再現性の改善を達成できます。
センタリング&レベリング - 従来の半分以下の時間で完了
正確な位置情報取得と独自の3点支持方式の採用により、業界最速のセンタリング·レベリングを実現しました。
この機能は大量生産現場に最適です。
デスクトップ·パブリッシング
デスクトップ·パブリッシングの特長は複雑な解析を"かんたん"かつ自由度の高いレイアウトの作成が可能になり、説得力のあるレポートが作成できます。
- 測定結果を瞬時にレポート化
- 複数ページのレポート作成が可能
- 複数の文書を同一画面上に表示でき、結果を視覚的に比較可能
- 直感的操作で自在なデザインのレポート作成が可能
1つのソフトウェアプラットフォームで多様な測定に対応
- 真円度 - 高精度エアベアリング·スピンドルが世界最高峰の真円度測定精度を実現します
- 表面性状 - 高分解能検出器で、直線上·円周上の表面粗さを測定します
- 輪郭 - 特許技術である弊社独自の校正手法は、半径、角度、高さ、長さ、距離およびその他多くの測定を可能にします
- トポグラフィー - 円筒面を含む各面の3次元トポグラフィー(マッピング)自動測定が可能です
