新しい測定を実現する高機能なハードウェア
新しいフォームタリサーフ® PGI NOVUSは、上下両方向で粗さと形状の同時測定が可能な、革新的なデュアル・バイアス・ゲージを搭載しました。
これまでのフォームタリサーフシリーズの速度と精度を保ったまま、NOVUSゲージは下向きと上向き方向で、形状と表面粗さの同時測定が可能です。
更に、上下両方向の測定が可能いなったことにより、単なる形状や粗さだけでなく、上下間の直径・角度といった寸法情報の測定が可能になっています。
PGI NOVUSはそのため用にこれまでとは異なる、触針上下間の関係を補正する校正ルーチンを搭載しており、高精度な寸法測定が可能です。
このハードウェアと後述するMetrology 4.0ソフトウェアの機能により、PGI Novusは単なる形状粗さ測定機を超えて、サブミクロンオーダーで三次元的測定を実現する、CMMライクな測定機に生まれ変わりました。
- 上下測定可能なゲージで直径と角度の測定が可能に
- 延長スタイラスを使用してもISO/JIS規格に準拠した針圧での測定が可能な自動針圧調整機構
- 自動リフトローワー機構
- Metrology 4.0ソフトを搭載
Metrology 4.0 - スマート・ソフトウェア
フォームタリサーフ PGI NOVUSはインダストリー4.0の時代に対応した、全く新しい測定ソフト Metrology 4.0を搭載し、これまでとは全くことなる測定機操作と機能を実現します。
Metrology 4.0は数々の新機軸となる機能を搭載しています。ここには全てを記載できませんが、一例として下記のような機能を搭載しています。
- 測定機と部品の3Dモデルを画面上に構築する「ヴァーチャル・ディスプレイ」機能
- CAD図面のインポート機能
- CMMのように部品に紐づく「測定物座標系」と「測定機座標系」の2つの座標系を識別
- 測定結果やユーザ入力、外部入力(ファイル入力等)によって動的にプログラムを分岐させる「変数」プログラミング機能
これによりインポートしたCAD図面の一点をクリックするだけでその位置の測定が可能になったり(「SMARTムーブ」機能)、同じ形状だが異なるサイズのベアリングを一つのプログラムで自動的に識別して違う測定動作をしたりすることが可能になります。
オペレーターが受けるメリット
バーチャル・ディスプレイ - 「一目で分かる」ステータス、オンスクリーン・インジケーター、リアルタイム・フィードバック、リモートシステム制御を使った、計測プロセスのシミュレーションが可能になります。
SMARTムーブ - 軸の駆動や測定が直感的に操作できます。一度ワークをセットアップすれば、ユーザは目視できない細部にズームインしたり、ボア内部の状況をヴァーチャルディスプレイ上の部品のイメージ上で把握でき、仮想の部品上で測定プログラムを作成できます。
「変数」機能を使用したプログラミング - 異なる大きさの部品を、一つの統一した測定プログラムでまとめて測定可能になります。
アプリケーション
ボールねじの軸方向測定 - 上下面測定でPCDを解析
ベアリング - 球面軸受、コロ軸受、四点接触軸受
ギア - インボリュート形状
燃料インジェクター - 真直度およびシート角度
単一のプログラムで、複数の異なる形状の部品を測定
個別の必要性に応じて設計
全ての環境で優れたパフォーマンスを発揮するために
独自のオプションが現場環境から研究室までそれぞれの環境で高精度な測定を可能にします。
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測定事例ビデオ